こんにちは、接遇マナーインストラクターの長峰ヒロ子です。
旧ブログ、アメブロからこちらのWordPressへ移行しました。よろしくお願いします。
投稿少しずつ増やしていきますね。
就職活動中の方々に模擬面接を実施していると、何話しているんだろう?聞こえないんだけど・・・とても疲れる応答する人います。「話し方」で相手から持たれる印象度がマイナス評価になるのはもったいない。
今回は、①声が小さい ②話の組み立て の観点から直すポイントをお伝えします。
声が小さい方~自分でも自覚しています
姿勢
声が小さい方は、姿勢が悪い。身体が丸まっていて、顔も下を向いています。
時折、こちらに目を向けようとしますが、目だけ上に向けるので、相手から見たら”怖い・暗い”印象を与えます。
①背筋を伸ばす
②顔も上げる(相手を見る)
これだけで、顔の印象、態度の印象が変わります。
③目の前にいる人を身近なよく話す人だと思ってみましょう
常に声は小さくはないはずです。仕事でも家族でもニコニコと話す場面ってあるでしょう
そこに意識を向けること、面接ですけど、今ここで!で話をしていることを意識しましょう。
④発声練習
発声練習~で検索するとたくさんの例題があります。
私も「あいうえおあお」、「早口言葉」、「北原白秋アメンボの歌」など練習しました。
あいまいな表現、語尾を直しましょう
「たぶん」「~だと思います」などのあいまいな表現していませんか?
また語尾がだんだんと小さくなり、話が終わったのかどうかわからないので、よけいに自信のなさが見えてしまいます。しっかり最後まで言い切りましょう。
話が長い方は、組み立て方を直す!
結論から話す
話を区切らないので、話しが長すぎて何を言っているのか伝わってこないですよね。
さらには、話をしている中で、あれもこれもと付け加えてしまいまとまりがつかなくなって混乱しています。話の組み立てを変えるだけで変わります。
①結論から話す②相手が聞きたい順番に③項目別に整理して
例えば、長所を聞かれたら
①結論 「はい、私の長所は、人の話をよく聴くということです」
②詳細 「以前の職場では・・・・、これまで学生時代では、」
③まとめ「以上のことから、これからも・・・・」
長所や志望動機など話すことが2点以上あったら、前置きする
話す内容が2点以上ある場合は
①何点あるかを伝える 「はい、御社を志望する理由は2点あります。」
②聞きたい(伝えたい順番に)「1点目は・・・2点目は・・・・・・・」
話す順番がまとまっていないと、頭の中で大運動会をしています。あれもこれもと話し出して
何を言っているのか本人もわからなくなります。相手には伝わるはずはありませんね。
「句点」を打つ、「間」をとること
例えば、
「私が御社を志望した理由は、これまで○年、接客の仕事をしてきまして、そこではお客様のご要望をお聞きしながら応対をしていまして、常に気を配りながら満足いただける応対をしてまいりましたので、この経験が活かせると思いました。」
何が悪いのかわかりますか?
文章は、句読点があるから目で見て理解ができます。
話す場合は「間」で理解します。
話の長い方は、「句点(。)」が打てません。ずっと「読点(、)」で話を続けます。
これでは理解ができません。短いセンテンスで適宜「。」を打って話をしましょう。
修正するとしたら、
「私が御社を志望した理由は、これまで培った接客の仕事が活かせると思ったからです。
私は、これまで○年、接客の仕事をしてまいりました。
そこで実践していたことは、常にお客様のご要望に沿うように・・・・・」
「句点(。)」を打つだけで印象は違いますし、相手の方も聞きやすいのです。理解しやすいのです。
抑揚をつけましょう
淡々と一定の音で話をされると「冷たい」印象を与えます。
表情と連動しています。顔も笑っていません。声が小さいかたも同じことが言えますね。
私たちは、抑揚があるから話す内容も理解できますし、その方の心の状態も把握できます。
テンポよく抑揚をつけて話をしましょう。
まとめ
「わかっているんです。」とよく言われますが、自分でも気づいているのです。それをどうしたらいいかそのままにして面接に挑む方もいます。直す努力はできます。
話し方は、その後の仕事においても重要になってきます。
面接は、あなたをジャッジする場ではありません。
面接官は、あなたのことを知りたいのです。良いところを知りたいのです。
家族に聞いてもらう、友達に聞いてもらう、練習相手は自分の周りにたくさんいます。
練習して、自分の弱みを強みに変えていきましょう。