こんにちは、接遇マナーインストラクターの長峰ヒロ子です。
旧ブログ、アメブロからこちらのWordPressへ移行しました。よろしくお願いします。
先日、ある手続きがあって説明を受けていたのですが、その際に「今の説明で理解していただけましたか?」と確認されて、私は「はい、よくわかりました」と伝えたのですが、すぐに「了解です」と言われたのです。
その後も、説明→確認が何度か続くのですが、すべて「了解です」で返答されて、聞いていてなんか変?・・この言葉使う?って、頭の中が説明より、言葉に気を取られてしまいました。
少し「威圧感」を感じてしまったのです。
ビジネスの現場では、相手の気持ちに合う言葉かけを持ち合わせたいものです。
「了解です」→「わかりました」や「ありがとうございます」の意味で使っている
「了解です」を「ありがとうございます」の意味でも使っていますよね。
例えば、
先輩 「この資料、もう少しココを工夫するともっとよくなるよ、やってみて」
相手 「了解です」
この「了解です」は、先輩からのアドバイスを「わかりました、ありがとうございます」って気持ちからでてくると思います。
「了解」と言う言葉は便利に器用に使われているなと思います。
本来なら
「はい、ありがとうございます。すぐにとりかかります」
と言いましょう。
ですが、「了解です」の言葉は上司(目上の方)やお客様(お取引先)には使えません。
上司(目上の方)やお客様には「承知いたしました。」「かしこまりました。」を使いましょう
「了解しました」「了解です」と言葉は丁寧語ではありますが、「謙譲語」ではありません。
同僚、後輩や目下の方には使えますが、上司(目上の方)、お客様(お取引先)の方には使えません。
「わかりました」の謙譲語は
「承知いたしました。」
(※「承知しました」)でもよいですが、「承知いたしました。」が敬意は上になりますね
「かしこまりました。」
です。
例
「この資料を3時までに作成しておいて」
→「はい、承知いたしました。」
→「はい、かしこまりました。」
まずは、この言葉の使い方をぜひ覚えましょう。
他にも言葉のバリエーションはあります。
その時々で使う言葉の語彙力を増やしていきましょう。
日ごろの会話が自分の知識を増やします。
気持ちを伝えたい言葉が単なる「口癖」にならないように気をつけていきましょう。